

D51形を改良してできた貨物用蒸機であるD52形。
御殿場線には縁の深い機関車であり、戦前戦後となる1944年から1968年にかけて、国府津機関区及び沼津機関区に配備され、貨物列車及び旅客列車牽引に使用されていた。
御殿場線沿線では御殿場駅前に72号機、山北鉄道公園に70号機(圧縮空気で走れるように整備されている、唯一自走な可能な機体)が保存されており、比較的近場でも平塚市の公園に403号機が保存。これらは御殿場線で使用されていたD52形。
この公園に保存されているD52-136は、函館本線で使用されていた機関車で、引退後にこの場所まで運ばれ、保存されているようである。

見た目だけ見れば、比較的いい状態にも見える。柵に囲まれて周りからしか見学できないのは残念なところだが、保存状況からしても目に見えない劣化はある事は確かであり、こうして眺めるのがいいのかもしれない。

D52-136の出自が記されている看板

後ろを見てみると、後部標識…テールランプなどのライト類らしきものがなく、それをひっかけるであろう突起がある。この構造故、入換などを除いてバックで走行させることが出来ない大型蒸気機関車。必要最低限の装備というところか…

『キズナアイ』と記念撮影。
柵に引っ掛ける形で撮った。
…この後はさすがに帰宅しました。早朝から車で移動を重ねて、鉄道車両の撮影に勤しんだ7月5日の記事はこれで終了です。
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