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BlueCastle

私リフィアが日頃思うことなどを書いているブログです。

動画に見る、蒸気機関車たちの哀愁

YouTubeで見つけた、蒸気機関車末期に制作されたであろうドキュメンタリー作品。

『きかんしゃ慕情~D51・12人兄弟の生涯~』
北海道・苗穂工場で製作された12機のD51形。
そのうちの1機…昭和50年12月24日に運行を終了した、日本最後の蒸気機関車であり、苗穂工場で5番目に製造されたD51形241号機を主役に話が進んでいきます。所々に女性の声で、この241号機の思いを代弁…いうか、機関車自身が話しているかのようなナレーションが、ものすごく哀愁を感じます。話は基本的に、他の11機の足跡を追った取材者が、D51-241にその結果をその都度、報告しながらと言う構成なのでしょう。現役時代の映像や、他の機関車の解体現場の映像を入れていたりと、よりリアルな…生々しいというか…見る側に実直に伝わってくるかのような感じでした。
時代は既に蒸気機関車が終焉に向かう頃。役目を終えて解体された車両も少なくなく、苗穂で作られたD51形も大半が、このドキュメンタリーが製作されたときには解体されています。それぞれ渡った就役先で生涯を終えたもの、何らかの縁があって静態保存されたもの…中でも、最後に生存が確認されていたD51-561号機は、ドキュメンタリーの終わりごろに『解体』と出ていましたが、現在は群馬県川場村にある『川場田園プラザ』で保存。以前はホテルSLと称し、宿泊施設の寝台客車を従えていたようですが、現在では機関車のみに。圧縮空気による動態運転もされていましたが、それを行っていた方が亡くなったために終了…。現在は静態保存機に戻り、余生を送っているようです。終わりごろには、ナンバープレートが外され、形式と番号が白書きされている561号機及び、他の廃車待ちで小樽築港機関区に留め置かれた蒸気機関車群の映像が出ていたり、ドキュメンタリー作成当時は561号機の処遇が明らかになっていなかったりして、予測で解体と書かれたのかもしれません。
主役であったD51-241号機も、保管場所であった追分機関区の火災により焼失・解体という憂き目に。
今は静態保存されて余生を送る機関車たちと、役目を終えて解体されていった機関車たち…何が運命を分けるかは分かりません。当時の配属先の事情であったり、走行中に起きた故障やトラブルだったり…。或いは現役の時の名誉ある運用に使用されたのか何かか…。終始、どこか哀愁を感じます。他の鉄道車両でもそうなのですが、蒸気機関車だと特に。それはやはり、蒸気機関車は何処か、生き物のように感じる部分があるからでしょうか。

動態保存は無論、静態保存でも、それに携わる方々の苦労は多い事だと思います。他人事となって恐縮ではありますが…。
古き時代を伝える生き証人として、乗りに来た人を喜ばせてくれる走る看板として、今の時代を生きる蒸気機関車たちが長く生き続けていただきたい そう願う次第です。
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